2001年10月05日

ディー・エー・ピー・テクノロジー株式会社北九州にPDP背面板製造の新工場建設着工

 大日本印刷株式会社(本社:東京都新宿区 代表取締役社長 北島義俊)と旭硝子株式会社(本社:東京都千代田区 代表取締役社長 石津進也)の共同出資によるディー・エー・ピー・テクノロジー株式会社(本社: 福岡県北九州市 社長: 佐藤 紀一)は、福岡県北九州市の旭硝子(株)北九州工場内に2002年6月完成を目指し、プラズマ・ディスプレイ・パネル(PDP)用背面板の製造工場の建設に着手しました。

 PDPは薄型・大画面の新型ディスプレイとして、来るデジタルネットワーク時代を支える最も有望な表示装置として注目されています。現在の空港や店舗など公共施設での広告宣伝などの業務用途に加え、テレビ、ホームシアターなど民生分野への急速な需要拡大が期待されています。同社はこの旺盛な需要に対応するために第1期として、鉄骨造2階建て、建築面積約14,000m2、延床面積約26,000m2の工場棟を建設します。 今回の総投資金額は、約100億円です。

 操業開始は、2002年10月を予定しており、2003年度には150億円の売上を見込んでいます。新工場のPDP背面板製造ラインは、画面サイズの大型化という市場動向に対応し65型クラスまでのサイズを製造可能で、製造能力は42型サイズで年間70万枚です。なお蛍光体充填プロセスを始めとしていくつかの製造プロセスについては同社独自の設備を導入する予定です。

 PDP用背面板は、PDPを構成する重要部材のひとつで、透明なガラス基板の上に、電極・隔壁(リブ)及び蛍光体を規則的に配列したものです。 同社は今後も新工場をPDP背面板生産の主力工場と位置付け、市場の動向を注視しながら第2期以降の計画を進め、得意先や市場ニーズへの迅速な対応を図っていく方針です。

 今回設立する新工場の概要は以下のとおりです。

名称 ディー・エー・ピー・テクノロジー株式会社 本社工場
所在地  福岡県北九州市戸畑区牧山5丁目1番1号
敷地面積 約34,000 m2
建築面積 約14,000 m2
延べ床面積 約26,000 m2
構造 鉄骨造2階建て

以  上

報道関係お問い合わせ先
大日本印刷株式会社 広報室
担当:関本
TEL: 03-5225-8220
旭硝子株式会社 広報室
担当:小田
TEL: 03-3218-5408