2001年11月26日製品リリース

リアルな表現力を持った高精彩ミラー「サンミラー・リアリティア」を発売

 旭硝子(株)(本社:東京、社長:石津進也)は、このたび、リアルな表現力を持った高精彩ミラー(商品名:「サンミラー・リアリティア」)の販売を開始しました。

 「サンミラー・リアリティア」は、先般発売した高透過ガラス(商品名:「クラリティア」)を素板に使用することによって、その特長である透過率の高さと透明感を活かし、反射映像の色がガラスそのものの色に影響を受けることなく忠実に再現されるといった優れた特長を持っています。

 近年、ブティック、美容・理容関係の店舗等では、洋服や肌の色を、よりありのままに表現することが求められるようになってきています。従来のミラーはガラス特有の青みにより、色ごとに微妙に再現性が異なる傾向にあり、例えば「赤」や「日本人の肌の色」は「木の葉の緑」に比べ、再現性が低いといった傾向があります。これに対し、本来の色をより忠実に表現するために、色ごとの再現性を高くした「リアルな表現力を持ったミラー」が求められるようになってきています。また、建築デザインのトレンドから、ガラスを大面積で使用して明るく開放的な空間を演出するケースが多くなってきていますが、その際ミラーを有効に活用することで、さらに明るく奥行きと広がりをもった空間の表現が可能となります。このようなケースにおいては、「よりクリアな明るいミラー」が求められるようになってきています。
 当社では、これまで「サンミラー」シリーズを発売しておりましたが、高透過ガラス「クラリティア」の鹿島工場での生産に伴い、「クラリティア」を素板に使用した新しい「サンミラー・リアリティア」を追加することで、市場のニーズにお応えしていきたいと考えております。

 高透過ガラスを素板に使用した高精彩ミラーは、今のところ、日本においては一般的ではありませんが、「よりクリアでリアルな表現力を持った明るいミラー」が求められる店舗関係のニーズのみならず、建築以外の分野でもショーケース、ディスプレーの背面等、クラリティアとの組合せでPRしていくことで、年間3億円の売上を目指します。
 さらに、日本は欧米に比べてミラーの使用量が格段に少ないという現状がありますが、高精彩ミラーの市場を立ち上げることで、日本人のミラーに接する文化を醸成し、ミラーの市場全体の拡大に貢献したいと考えております。
 今後共、新しいニーズに積極的に取り組み、新技術にチャレンジしていくことで、品揃えを強化、新しい市場の創造に注力していく所存です。

以  上

本件に関するお問合せ先
旭硝子(株)広報室長 井本 健一
TEL: 03-3218-5243
商品に関するお問合せ先
旭硝子(株)硝子・建材事業本部
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