2004年02月26日製品リリース

建築用合わせガラスの製造能力増強 ― 防犯ガラスの需要増に対応 ― 

 旭硝子(株)(本社:東京、社長:石津進也)は、このたび防犯ガラスに代表される建築用合わせガラスの製造能力を増強することを決定しました。本年中に、建築用板ガラスの主力工場である鹿島工場(茨城県鹿島郡神栖町)に、合わせガラス製造ラインを追加導入し、稼動をスタートします。なお、今回の新ラインは 60万m2/年の生産能力があり、稼動後の当社の合わせガラスの供給能力は、120万m2/年となります。
  また、本件を含めた当社の合わせガラスに関する総投資額は約15億円です。

 近年、ガラス破りによる侵入盗被害が増加する中で、防犯ガラスの需要は急拡大の一途にあります。需要拡大の当初は、 既築住宅の開口部を防犯ガラスに取り替えるリフォーム需要が大半でしたが、近年は大手住宅メーカーを中心に新築戸建住宅において、 断熱性能に加えて防犯性能を付与した 「合わせ(防犯)複層ガラス」が採用されるケースが急増しています。さらに本年 3 月に「建物部品の開発・普及に関する官民合同会議」が発表する予定の防犯部品リストに、住宅用防犯ガラスが明示されることを受け、建築用合わせガラスの市場規模は 2003 年の 115 万m2/年から本年は 160 万m2/年に急増すると見込んでいます。(需要量は当社推定)

 当社では、今後数年にわたり建築用合わせガラスの需要は、大幅な伸びが続くと予測しており、需要の伸びに応じて設備増強を検討していく所存です。

合わせガラス推定市場規模(当社推定)

  2003年 2004年 2005年 2006年
合わせガラス 90万m2 125万m2 150万m2 180万m2
合わせ複層ガラス 25万m2 35万m2 65万m2 90万m2
合わせガラス合計 115万m2 160万m2 215万m2 270万m2

以 上

本件に関するお問い合わせ先
旭硝子(株)広報室長 川上 真一
担当:小田
TEL: 03-3218-5408
E-mail: info-pr@agc.co.jp