AGCの創薬研究では、自社で見出した開発候補化合物を製薬メーカーと共同で研究開発を推進し、承認取得及び上市を目指しています。2008年には、参天製薬株式会社様と共同開発した緑内障治療薬であるタフルプロストを上市しました。
当社では得意とするフッ素化学と有機合成技術を融合させ、プロスタグランジン系の化合物を中心に医薬品候補となりうる低分子化合物を創製しています。
製薬メーカーとの共同開発事例
製品概要
製品名:タフルプロスト
世界の患者数が推定6,000万人ともいわれる緑内障用の治療薬です。主因といわれる眼圧を低下させる効果に優れています。
AGCのフッ素化学と有機合成技術を融合させ、参天製薬株式会社様と共同開発した医薬原薬です。
特徴
タフルプロストは、AGCが得意とするフッ素化学と有機合成技術及びドラッグデザイン力の融合と、参天製薬の高度なスクリーニング技術によるプロスタグランジン系緑内障・高眼圧症治療剤の医薬原体です。
緑内障の主因とされる眼圧を下降させる効果を発揮するのは勿論、同様の従来薬のような冷所保存の必要はなく室温保存が可能な高い物質安定性などにより御使用者の活動範囲を広げる、優れた特長を持っています。
2008年に上市供給しており、現在、参天製薬により、日本を始め欧州・アジア太平洋・北米・南米など世界数十カ国で販売されています(グローバル:日本欧州2008年・米国2012年上市)。
生産工場
- AGC株式会社(日本)千葉工場