2006年01月16日

アスベスト(石綿)を含有したプラスチックサッシ部材の使用について

当社が1982年から1987年まで製造・販売しておりましたプラスチックサッシ(商品名:ハノーバーウインド)に、石綿含有断熱シートを貼り付けて使用しておりました。つきましては、使用状況等に関して下記のとおりご説明いたします。

1.石綿含有部材の使用状況


  • 当社のプラスチックサッシ(商品名:ハノーバーウインド)のうち、RC構造(鉄筋コンクリート)の戸建て及びマンション向けのものに、石綿含有断熱シートを使用していました。なお、プラスチックサッシは、一般木造住宅を主眼に置いた販売が主体であり、特注であるRC構造向けの販売は数件です。
  • アンカー(金属金物)に石綿含有断熱シートを両面テープで貼り付けた部品を本製品の枠に取り付けていました。(別図をご参照ください)
  • 本製品施工の際の1条件として、石綿含有断熱シートを指定材料としていました。


2.石綿含有断熱シート貼り付けの使用目的と種類、含有率


  • 鉄筋にアンカーを溶接固定する際に発生する熱がプラスチックサッシ枠に伝わるのを防ぐことを目的として使用していました。
  • 石綿の種類と含有率:不明


3.販売期間   1982年~1987年

4.健康への影響

通常の使用状態では、壁とモルタルに覆われた密閉状態にあり、外部には接していません。また、材料自体が非飛散性の石綿含有部材です。 ただし、建築物解体時など窓枠を取り外す際には、破砕等により飛散しないように適切な措置を施す必要があります。

5.解体時の注意

劣化してもろくなっていたり、乾燥・固化している等の場合には、石綿含有断熱シートを水などで濡らして粉じんが飛散しないようにし、アスベスト用防塵マスクを着用して作業してください。 また、処理については、石綿含有断熱シートを分別し、産業廃棄物処理業の許可を持つ業者に委託してください。

別図

6.お問い合わせ窓口

旭硝子株式会社 板ガラスカンパニー カスタマーセンター
ナビダイヤル TEL : 0570-001-555

以上