2023年01月12日CSRリリース

SBTi から温室効果ガス削減目標「WB2℃」の認定を取得

AGC株式会社(以下AGC、本社:東京、社長:平井良典)は、SBTi(Science Based Targets Initiative)に温室効果ガス(以下GHG)排出量削減目標を申請し、「WB2℃(well-below 2℃ : 2℃を十分下回る)」の認定を取得しました。

SBTi は、世界の平均気温の上昇を産業革命前と比べて2℃未満に抑えるというパリ協定の目標達成に向け、企業に対して科学的根拠に基づいたGHG 排出量削減目標を設定することを推進し、その審査と認定を行う国際的なイニシアティブです。

AGC グループは、2021 年に策定した長期経営戦略「2030 年のありたい姿」において、2030 年までのGHG 排出量削減目標を発表し、2022 年にはバリューチェーンにおけるScope3のGHG 排出量削減目標として2030 年までに30%削減(2019 年比)することを発表しました。これらの目標が、産業革命前からの世界の平均気温上昇幅を2℃より十分下回る水準に抑えるための科学的根拠に基づいた目標であると承認され、「WB2℃」として認定を取得しました。

●SBT認定されたAGCグループのGHG排出量削減目標

排出の区分

区分の定義

2030年目標(2019年比)

Scope1

事業者自らによるGHGの直接排出

GHG排出量(Scope 1+2)を30%削減

Scope2

他社から供給された電気、熱・蒸気の使用に伴う間接排出

Scope3

Scope1,2以外の間接排出

(事業者の活動に関連する他社の排出)

GHG排出量(Scope3のうち、製品やサービスの購入、および販売した製品の加工、使用、廃棄に関わる排出量)を30%削減

2027年目標

主要サプライヤーの30%がGHG排出量削減目標を設定(カテゴリ1と3にあたる、購入した製品・サービス、Scope1,2に含まれない燃料及びエネルギー活動から排出されるGHGが対象)


AGCグループは、ポートフォリオ変革とサステナビリティ経営の追求により「2030年のありたい姿」を実現し、社会的価値・経済的価値の創出を通じて、持続可能な地球環境の実現に貢献していきます。

<ご参考>

●AGCグループのGHG排出量削減目標達成に向けた取り組みについて

GHG排出量削減に向けた長期目標の策定(2021年2月に発表)、各事業部門における削減目標の設定、新たな生産技術・プロセスの開発、CCU(CO₂回収・再利用)技術の探索・試行、インターナルカーボンプライシングの導入、気候変動リスクの投資指標への組み込みによる低炭素投資の推進などを進めています。これら気候変動対応全体への今後の投資として2021年~2025年までの5年間で1,000億円以上の投資を予定しています。


▽2022年 ESG説明会

https://www.agc.com/ir/library/bizbriefing/pdf/2022_0905esg.pdf

▽気候変動への対応

https://www.agc.com/sustainability/environment/

▽AGC統合レポート2022

https://www.agc.com/company/agc_report/pdf/agc_report_2022ver3.pdf

▽サステナビリティデータブック2022

https://www.agc.com/sustainability/pdf/agc_sus_jp_2022.pdf

◎本件に関するお問い合わせ先:
AGC株式会社 広報・IR部 小川 知香子
担当:藤山
TEL: 03-3218-5603