2026年05月29日製品リリース

AFLAS® FFKMのフッ素原料についてUL 2809第三者検証を完了

―「循環蛍石由来100%」をマスバランス方式によるクレジットとして管理―

AGC(AGC株式会社、本社:東京、社長:平井良典)は、2026年5月、AFLAS® FFKMに使用するフッ素原料について、UL 2809*1に基づく第三者検証*2を完了しました。本検証により、AFLAS® FFKMに割り当てられたフッ素成分について、マスバランス方式*3によるクレジット管理上、100%*4をリサイクル蛍石(以下、循環蛍石)由来として取り扱うことが認められました。本取り組みは、フッ素ゴム材料において、業界トップクラス*5のリサイクル原料活用水準となります。

AFLAS® FFKMの3製品群の
Environmental Claim Validationラベル

AFLAS(R) FFKMの3製品群のEnvironmental Claim Validationラベルの画像

AFLAS® FFKMは、フッ素ゴムの中でも最高レベルの耐薬品性・耐熱性・耐プラズマ性を持つ産業用ゴムであり、半導体製造分野をはじめとした様々な用途で使用されています。特に、過酷な環境下でも劣化しにくい特性を備えていることから、高い信頼性と耐久性が求められる用途において、シーリング材やOリング材として幅広く採用されています。

当社はこれまで、自社工場から発生する廃棄物を再資源化し、循環蛍石としてフッ素製品に活用する取り組みを進めてきました。そして、2025年には循環蛍石を使用したフッ素樹脂Fluon® PTFEについて、UL 2809に基づく第三者検証を世界で初めて完了しました。今回の検証完了により、AFLAS® FFKMについても、高性能と環境配慮の両立を図った製品として提供できる体制を整えました。

AGCグループは、中期経営計画 AGC plus-2026 のもと、「サステナビリティ経営の深化」を主要戦略の一つに掲げています。今後もフッ素資源循環型社会の実現に向け、積極的に取り組んでいきます。


〈注釈〉

*1

UL 2809(ECV: Environmental Claim Validation):米国UL Solutions社によって規定されたリサイクル材料含有率の環境性能検証手順書に従って製品を評価することにより、製品中のリサイクル材の含有量を検証する規格

*2

第三者機関が循環蛍石の使用実績を確認し、UL 2809で規定されるマスバランス方式*3に基づき原料が適切にクレジット管理されているかを評価するもの

*3

特性の異なる原料(例:循環蛍石と天然蛍石)を混合して製造する場合に、投入したリサイクル原料の割合に応じて、最終製品の一部にその特性を「割り当てる」手法。例えば、製造プロセス全体に20%の循環蛍石を投入した場合、最終製品の20%を「100%循環蛍石使用」と表示し、残りの80%を「0%」として扱う仕組み

*4

AFLAS® FFKMポリマーグレードの化学組成中、フッ素原子は全体の約73wt%を占めており、マスバランス方式に基づき、このフッ素成分に対する原料は100wt%をリサイクル材由来として管理しています。残りの組成は主に炭素から構成されています。

*5

当社調べ(2026年5月時点)

参考
■ UL SolutionsのUL-SPOT(https://spot.ul.com/) で「AFLAS」で検索するとご確認いただけます
■ AFLAS® FFKMの製品情報

■ 当社ホームページ内、特設ページ:「循環フッ素社会」の 実現をめざして

◎本件に関するお問い合わせ先:
AGC株式会社 広報・IR部