AGCのマイクロレンズアレイ(MLA)は、Co-Packaged Optics(CPO)をはじめとする高精度光学用途向けに設計された精密ガラス光学部品です。AGCの先進的なガラス技術を基盤とし、次世代光インターコネクトに求められる精度・熱安定性・量産対応性を実現します。
マイクロレンズアレイ - 精密ガラス光学部品
マイクロレンズアレイで実現する、高精度かつ柔軟な光制御
AGCのMLAは、複数のマイクロスケールレンズを高精度に集積した光学部品です。コリメーション(平行光化)、光ファイバーや導波路への結合、光拡散といった機能を提供し、光学システムの高性能化と高集積化に貢献します。
サブミクロンレベルのレンズ形状精度、柔軟なアレイピッチ設計、片面・両面アレイへの対応に加え、反射防止(AR)コートなどの表面処理にも対応します。数十μmのレンズピッチを持つ微細ピッチレンズアレイも製造可能であり、幅広い用途に適用できます。
技術的特徴
サブミクロンレベルのレンズ形状精度
AGCのMLAは、高精度CPO用途を想定した精密ガラス光学部品です。サブミクロンレベルのレンズ形状精度により、ビーム整形や光結合効率など、光学性能を高精度にコントロールできます。
高精度ピッチ制御
レンズ間ピッチ誤差±0.3 μm以下の高精度を実現し、ファイバーアレイユニット(FAU)の光ファイバーアレイやシリコンフォトニクス PIC 入出力ポートとの正確なアライメントを可能にします。精密なピッチ制御により、多チャンネル構成における累積アライメント誤差を抑制します。
片面・両面アレイ構造への対応
片面・両面レンズ構造の両方に対応し、設計の自由度を高めます。両面アレイにより、追加の光学部品を使わずに一体型でビームコンディショニングが可能です。
表面コーティング加工
反射防止(AR)コートにより表面反射を低減し、光透過率を最大化します。動作波長(850 nm・1310 nm・1550 nm 等)に応じたコーティング仕様のカスタマイズが可能です。
数十μmピッチの微細マイクロレンズアレイ
数十μmのレンズピッチを持つ高密度マイクロレンズアレイの製造に対応し、光学システムの小型化と高集積化に貢献します。
カスタム設計への対応
矩形レンズ設計
矩形(スクエア)レンズなど、円形以外のレンズ形状にも対応します。面積効率を高め、特定の光学システムレイアウトへの適合性を向上させます。
多列アレイ構成
高帯域CPOリンク向けに、多列レンズ配列(例:40ch×2列、42ch×2列)に対応します。多列設計により、全列にわたるピッチ精度を維持しながら、チャンネル密度を高めることができます。
プリズム一体型マイクロレンズアレイ
プリズム構造をレンズアレイと一体化することで、PIC側のSiレンズへの角度付き光照射が可能になります。別体のプリズム部品が不要になり、端面カプラ・垂直カプラ構成における光学アセンブリを簡素化します。
非球面レンズ形状
コーニック定数をカスタマイズ可能な非球面レンズ設計により、CPOコネクタアセンブリの制約された形状の中で最適なビーム整形を実現します。球面レンズでは得られない結合最適化の自由度を提供します。
使用用途
光電融合(CPO)

高集積光学モジュールにおける光結合効率の向上と精密なビーム整形を実現し、次世代高速データ伝送をサポートします。
光通信デバイス(スイッチ・トランシーバー等)

光ファイバーや導波路など光学部品間の結合精度を高め、通信システムの高性能化と光損失の低減に貢献します。
その他(高輝度LED・有機EL・マイクロLED)

有機EL(OLED)やマイクロLEDディスプレイでは、各発光素子からの光を効率よく取り出し、均一な面発光を実現します。高輝度LEDにおいても、ビーム整形や集光効率の向上に貢献します。AGCのマイクロレンズアレイは、次世代ディスプレイ・照明デバイスの光学設計を幅広くサポートします。
マイクロレンズアレイに関するよくあるご質問
Q: レンズ形状・アレイレイアウト・サイズのカスタマイズは可能ですか?
A: 可能です。レンズ形状(円形・矩形等)、アレイピッチ、基板サイズ、板厚を含む全面的なカスタマイズに対応しています。特定の光学システムに合わせた高度な設計要求にも対応いたします。
Q: レンズ精度はどの程度まで対応できますか?
A: サブミクロンレベルのレンズ形状精度を実現しており、ビーム整形や光結合効率など、光学性能の高精度なコントロールが可能です。
Q: 最小レンズピッチはどのくらいですか?
A: 数十μmのレンズピッチを持つ微細ピッチMLAの製造に対応しており、高集積な光学設計をサポートします。
Q: 試作から量産への移行は可能ですか?
A: はい。試作から量産まで一貫してサポートし、安定した品質と安定供給を実現します。
