2025年06月16日製品リリース

窓設置カメラ「ミハルモ」を販売開始

-窓ガラス越しに屋外の映像データを収集-

AGC(AGC株式会社、本社:東京、社長:平井良典)は、建物の窓の内側に簡単に設置でき、窓ガラス越しにクリアな屋外映像を撮影可能なカメラ「ミハルモ」の販売を2025年6月より開始します。「ミハルモ」は、従来の屋外用カメラが抱える、設置工事のコストやメンテナンス負担等の課題を解決するだけでなく、窓を起点にこれまで設置が困難とされていた場所への導入を実現します。当社は「ミハルモ」を通じて、屋外の映像データ収集を支援し、安心・安全で快適な社会の構築に貢献します。

「ミハル(TM))」設置イメージと拡大図

「ミハルモ」設置イメージ(屋外側)

〈「ミハルモ」の特長〉
・簡易取り付け・取り外しができるため、躯体工事が不要で導入時のコストを削減
・室内側に設置することから、電源の確保や通信の接続が容易で、防水・防塵対策やメンテナンス負担を低減
・窓ガラス越しでも、カメラへの映り込みを抑えたクリアな映像撮影を実現
・サッシに馴染むデザインで、景観や屋内環境を損なわずカメラの設置が可能

「ミハルモ」は、薄型フォルムで景観を損なわないデザインを特長とし、簡単に取り付けや取り外しが可能な窓設置カメラです。室内側のサッシにマグネットを用いて取り付ける設計のため、躯体工事が不要となり、設置費用を大幅に削減できます。さらに、屋内設置の特性により、電源確保が容易であるだけでなく、防水・防塵対策などのメンテナンス負担も低減することができ、幅広い用途で利用可能です。

「ミハルモ」は、その簡易設置性からイベントなど短期間の利用にも適しており、2024年8月に開催された愛知県岡崎市の花火大会では、混雑エリアの警備モニタリングに採用されました。同大会ではカメラの設置コストや、通信負荷が高まる環境での映像伝送が課題となっていましたが、「ミハルモ」の採用により、コスト削減や、地域BWA*との組み合わせによる安定した映像伝送を実現し、安全なイベント運営に寄与しました(関連リリース) 。「ミハルモ」は様々な場所で映像データの収集が可能であり、防犯以外にも、自動運転、人流解析など多岐にわたる分野での活用が期待されています。

AGCグループは、中期経営計画 AGC plus-2026 のもと、独自の素材・ソリューションの提供を通じて安心・安全で快適な暮らしを実現するとともに、社会課題の解決に貢献していきます。


〈注釈〉

*

地域BWAシステム:地域広帯域移動無線アクセス(Broadband Wireless Access)システムの略称。2.5GHz帯の周波数の電波を使用し、地域の公共サービスの向上やデジタル・ディバイド(条件不利地域)の解消等、地域の公共の福祉の増進に寄与することを目的とした電気通信業務用の無線システム(総務省電波利用ホームページ

■「ミハルモ」の設置イメージ(室内側)


■本製品に関して 
製品ウェブサイト:https://www.asahiglassplaza.net/products/mihalmo/
問い合わせ先 :mihalmo@agc.com

◎本件に関するお問い合わせ先:
AGC株式会社 広報・IR部
TEL: 03-3218-5603