2024年06月27日製品リリース
東京ドームの通信品質改善にガラスアンテナWAVEATTOCH®が貢献
― 混雑時のつながりにくさなどを緩和 ―
AGC(AGC株式会社、本社:東京、社長:平井良典)のガラスアンテナWAVEATTOCH®が、株式会社NTTドコモの基地局アンテナとして、新たに日本最大規模の全天候型多目的スタジアム 東京ドーム(東京都文京区)の正面22ゲート前広場に設置されました。これにより広場の通信品質が改善され、混雑によるつながりにくさ緩和に寄与しています。

新型コロナウイルスの感染症対策としての行動制限が緩和されて以降、東京ドーム周辺の人出が増加しています。このため、混雑時にはこれまで以上に通信負荷が大きくなり、通信品質の改善が求められる一方で、構造物への基地局アンテナ設置には様々な制約があり、新規の設置場所の確保は難航していました。
このたび東京ドーム22ゲート前広場に採用されたガラスアンテナWAVEATTOCH®は、室内側の窓ガラスに貼り付けることにより、屋外をサービスエリア化することが可能な「窓を基地局化するアンテナ」です。同製品は、容易に設置場所を確保できることに加え、透明なガラス製のアンテナで目立ちにくいため、景観を守りながら同ゲート前広場の4G LTE通信の改善に貢献しています。
AGCグループは、中期経営計画 AGC plus-2026 のもと、独自の素材・ソリューションの提供を通じて安心・安全で快適な暮らしを実現するとともに、社会課題の解決に貢献していきます。
〈製品について〉
4G LTE対応ガラスアンテナWAVEATTOCH®(ウェーブアトッチ)

■特徴
Ø 既存窓に透明なガラスアンテナを設置するため、街の景観、ビルの外観、室内デザインを損ないません
Ø 建物の室内側に設置するため、足場設置や土台工事は不要です
Ø 自在な設置箇所とビーム形成技術により、柔軟なエリア設計を可能とするスモールセル向けアンテナです
Ø Glass Interface Layer*の効果により、窓ガラスを通過した際の電波の減衰・反射を抑えます
*アンテナ本来の持つ性能を引き出す技術■室内写真(内観施工写真)
■サイズ、質量
アンテナガラスのみのサイズ、質量。ケーブル、既存ガラスへの取り付け部材、付属品は除きます。
■アンテナ特性
表中の値は各周波数帯域での代表的な数値となります。
■ガラスアンテナ設置イメージ
■ガラスアンテナに関するリリース
AGCの”窓を基地局化する”ガラスアンテナ『WAVEATTOCHTM(ウェーブアトッチ)』が2019年グッドデザイン賞を受賞 |
|
ガラスアンテナWAVEATTOCH®が屋内向け5G基地局としてNTT Comの共創ワークプレイス「OPEN HUB Park」内に採用 |
|
- ◎本件に関するお問い合わせ先:
- AGC株式会社 広報・IR部長 小川 知香子
- 担当:有木
- TEL: 03-3218-5603